南城市シルバー人材センターでは、草木の伐採などで出た草や木などを肥料にするエコグリーンセンターも運営しています。 そこには、当センター会員の就業だけでなく、市内各地域の共同作業や家庭などでだされる草木も集められ、その量は毎日2トン車数十台にもなります。これらの草木を大型チッパーにかけてチップ化し、自然熟成させた「堆積腐葉土」と発酵菌を混ぜて熟成を促した「腐葉土」の2つを生産しています。 これらは15ミリ(市販の堆肥よりは粗い)の振るい機にかけて、20リットルの袋づめにして販売しています。 最近では、専業農家や一般家庭をはじめ、学校、地域公民館、福祉関係施設などに多くご利用して頂いています。
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「堆積腐葉土」は草木を野積みにし、風雨にさらし自然熟成で土化したものです。「腐葉土」は草木をチップ化したものに、生ゴミをブレンドし、発酵菌(えひめAI)で発酵促進させ、6ヵ月の養生期間を経て成熟させたもの。それぞれ土の団粒構造を改善して、保水力や空気を含みやすくさせ、また微生物の分解も活発にさせるので土壌改良材として役立ちます。
<腐葉土生産動画>
「えひめAI」とは愛媛県産業技術研究所(旧愛媛県工業技術センター)で開発された、酵母・乳酸菌・納豆菌を糖蜜で発酵培養させた複合微生物と、 これらの微生物がつくる酵素の総称です。微生物そのものが有機物を分解する働きをしたり、もともと棲んでいる他の微生物のえさとなって活動を活発にさせたりするほか、酵素が作用して発酵を促進します。水質浄化や有機物の分解、悪臭防止といった効果が確認されています。
腐葉土の発根テストを、川平勇氏のコーディネートのもと実施いたしました。調査作物は「キャベツ」と「ネギ」で、圃場条件は「島尻マージ」「南城市シルバー人材センターの腐葉土」です。なお、圃場の栄養状態は共に無肥料状態のものに、化成肥料(16.6.6)10g混入しています。また、写真は植付け後45日目のものです。